| ランク | 国名 | 届出件数 | 検査件数 | 違反件数 | 違反率 |
| 1位 | 中国 | 578千件 | 91,264件 | 0.6% | |
| 2位 | 米国 | 197千件 | 18,172件 | 1.3% | |
| 3位 | 仏国 | 191千件 | 16,428件 | 0.5% | |
| 4位 | タイ | 122千件 | 17,527件 | 0.7% | |
| 5位 | 韓国 | 96千件 | 12,732件 | 0.2% |
| ランク | 国名 | 検査件数 | 違反件数 | 違反率 |
| 1位 | エクアドル | 26.6% | ||
| 2位 | ガーナ | 18.2% | ||
| 3位 | スリランカ | 4.4% | ||
| 4位 | ペルー | 2.3% | ||
| 5位 | フィリピン | 2.1% | ||
| 6位 | ベトナム | 1.6% | ||
| 7位 | ベルギー | 1.6% | ||
| 8位 | シンガポール | 1.6% | ||
| 9位 | インド | 1.5% | ||
| 10位 | オーストリア | 1.4% |
| 23位 | 中国 | 0.6% | ||
| 11位 | アメリカ | 1.3% | ||
| 13位 | オランダ | 1.3% | ||
「偽装うなぎ」への関与を指摘されている神港魚類が、自社が販売した「偽装うなぎ」の中から、マラカイトグリーンと、その代謝物であるロイコマラカイトグリーンが検出されたことを発表しました。
今回検出されたマラカイトグリーン(0.005ppm)ですが、人体にどの程度の影響があるのでしょう。
マラカイトグリーンは、観賞魚用に使用される抗菌剤で、食用魚への使用が禁じられています。
明確な発がん性は認められていませんが、
発がん性の疑いがある物質とされています。
ロイコマラカイトグリーンはマラカイトグリーンを使用していた証拠と認められます。
それに関して、詳細な実験データを元に、学術論文的に書かれている記事をご紹介します。
質が高いため、僕もなかなか理解できないのですが(笑)手っとり早く結論を知りたい人は、下の抜粋をご覧になってください。
知的興味のある方はぜひ読んでください!
うねやま研究室●「発がん」物質と「発がん性が疑われる」物質--マラカイトグリーンの例
~~~上記サイトより引用~~~
オーストラリア・ニュージーランド食品基準庁(FSANZ)のQ&Aでは、マラカイトグリーンにヒトでの発がんリスクがあるとは言えないと表現しています。
カナダ食品検査庁CFIAでも、微量のマラカイトグリーンを含む魚を通常の範囲内で食べることによる健康被害はないとしています。
そして米FDAも、中国からの輸入品の検査命令を出すに当たって、既に購入した水産物にマラカイトグリーンが含まれている可能性があったとしても食べても安全であるとし、店頭に出回っているものについても回収の必要はないと発表しています。
このような背景情報があれば、「中国産ウナギに発がん性物質」というメディアの見出しに惑わされて不安になったりする必要はないのです。
マラカイトグリーンは養殖に使用することが認められていない物質なので、検出されること自体は問題があります。
しかし「もし知らないうちに食べてしまっていたらどうしよう」などと恐れるようなものではありません。
消費者としては、ウナギの蒲焼きを食べるのでしたらむしろ焼き過ぎや食べ過ぎに注意した方がいいでしょう。
~~~引用終わり~~~
「食品の迷信」でも書きました。
結論からいうと、人体に全くといっていいほど影響ないということ。
「1日数百キロを毎日食べても健康被害がない」レベルのものをなぜ取り締まって、廃棄処分にしなくてはならないのか、改めて問い直したい。
*「うねやま研究室」の内容を今回の違反にそのまま当てはめると、「1日50,000kg(50トン)を毎日一生涯食べ食べ続けて、自然発生する腫瘍が2倍になるかどうか、という程度のリスクがあるかもしれない」ということになります。
同様の事例が他にもたくさんあります。
詳しくは「食品の迷信」を。
芳川充 (よしかわ・みつる)
(株)ジャパンフレッシュ、FMフード(株)代表取締役。食品アドバイザー。
1963年、北海道生まれ。北海道大学農学部農芸学科卒業後、食品業界に20年従事。
専門は水産物、とりわけウナギが詳しい。
食品の貿易を通じて世界約30カ国をまわる。国内の食品流通にも精通し、食品偽装や安全性、食品流通の実態を熟知。
2005年に独立し、現在は食品輸入のほか、IT関連ビジネスにも進出。SEOコンサルタントとしても活躍。
ここ数年、次々と発覚する食品事件とその偏向報道ぶりから、「食品の真実」を知らしめる活動を行うことを決意。講演やブログ、メールマガジンなどを通じて、「中国食品事情」をはじめ、「国産食品の安全性」や「農薬」「添加物」「食品偽装」などの実態を発信している。
ブログ;「うなぎを見れば日本が見える」 http://unagi-kiken.seesaa.net/
メールマガジン;「常識はウソだらけ!食品の安全と偽装の誤解」まぐまぐID;0000149975
*中国産食品は非常に安全
「えっ!うそ!」
と思われるかもしれませんが、日本に輸入されている中国産食品は世界一の安全基準なの
です。
平成18年5月29日から全ての食品を対象にポジティブリスト制度に移行しました。
この制度は原則すべてを禁止し、残留を認めるもののみを一覧表にして示すという方式です。
それまでのネガティブリスト制度は、一定限度以上の残留を禁止する農薬をリストにしていたため、リストに載っていない農薬は事実上野放し状態であったという問題がありました。
つまりポジティブリスト制度によって、すべての農薬を対象に規制することになり、より安全性のハードルが高くなったということができます。
この制度は世界でも最も厳しいレベルのものであります。
厚生労働省の統計によると、平成18年度の中国からの輸入検査届け出件数は91,264件。
違反件数が530件。
違反率は0.58%。
つまり、中国食品の約99.4%は問題がなかったということができます。
中国は違反件数が多いから騒がれるのですが、その理由は輸入される量が圧倒的に多いから。検査件数が多くなれば違反件数も多くなるのはどこの国も同じです。
しかも、中国産の食品に関してはニュース性があるので、違反が出るたびに「またか!」
とばかりに報じられるため、中国産ばかり違反が出ている印象になっているのです。
中国産の違反率の順位は23位。
1位はエクアドル(26.6%)、2位がガーナ(18.2%)
先進国でもアメリカやオランダがともに1.3%で中国を大きく上回っている。
直近の平成19年4月から10月の、検査命令による違反率は下記
検査命令による検査実績
検査件数;52,737件
違反件数;292
違反率;0.55%
中国の検査件数;27154件
中国の違反件数;94件
中国の違反率;0.35%
違反率の高い国では、
アメリカ;1.78%
ベトナム;0.97%
全体の違反率の平均が0.55%に対して、中国は0.35%。
中国は平均値よりも低い数字です。
*2007年食中毒発生事例
厚生労働省が発表した2007年の食中毒発生事例をご紹介します。
これはいわば食品被害が昨年どの程度起こったかを示すものです。
表3
事例;1,023件
患者数;23,541人
死亡者数;5人
【死亡者原因】
1)動物性自然毒
ふぐ・・・・・・・・・・・1人
ウミスズメ(はこふぐ)・・1人
2)植物性自然毒
クラリオサの球根・・・・・1人
きのこ・・・・・・・・・・1人
未記載・・・・・・・・・・1人
この統計を見てまず感じるのは、死亡者が5人と少ないこと。
国民のほぼ全員が毎日摂取していることを考えれば確率的に限りなく0に近いともいえます。
過去10年での統計でも、死亡者は10人を上回ったのは2002年
の18人だけでした。
次に少ないながらもその死亡原因はすべてきのこやふぐなどの自然毒であったこと。
また、発生事例で最も多い原因物資はノロウイルスとカンピロバクター(細菌)、サルモネラ菌でこれら3つで全体の約7割以上を占めています。
また、原因物質のほとんどがノロウイルスとカンピロバクターという細菌であることも顕著でした。
食品に関してのリスクは、決して大きくない、いやむしろイメージと比べると
非常に小さいものではあることがいえると思います。
そのうえであえて食品に対して気をつけることを挙げるとすれば以下のことです。
1)ウイルス、細菌に気をつける
加熱をしっかりすれば防げます。生食に関しては特に抵抗力の弱い方は間違いのないものか細心の注意を払う。
2)天然の毒に気をつける
ふぐやキノコは食べ方や品種を間違えると、最悪の事態に至るケースがあります。
2004年に秋田県で起きたスギヒラタケによる食中毒事件は、通常は食用キノコのものが暖冬により変異したのが原因とされています。
つまり、近年「食品の安全」で恐れられている、「中国産」「養殖」「抗生物質」「農薬」「食品添加物」「水銀」「遺伝子組み換え」「ダイオキシン」などには、明確なリスクがほとんどないことがわかります。
*「食の安全」よりはるかに怖いもの
表4
日本での1年間の死亡者は約108万人。
原因の6割が成人病であるがん、心疾患、脳血管疾患です。
不慮の事故でいえば、交通事故死が約8千人、他殺によるものが約600人です。
自殺者はここ数年毎年3万人を超えています。
これらの統計から新たな思いをいだく方は少なくないと思います。
我々の生活において恐怖を感じなくてはならないのは、決して食品の安全性
などではなく他にたくさんあるということです。
生活習慣病は若年化し、今やだれもが気をつけなくてはなりません。
特に注意すべきはカロリーの摂りすぎと栄養の偏りです。
交通事故だって以前と比べ数は減っているものの、1日20人平均で死んでいることを考えるとまだまだ多いといえるでしょう。
また、今や誰から恨まれるようなことをしていなくても殺されるような事件が後を絶たない時代です。
猟奇的な殺人やただ殺したいがために殺すといった異常なものが増えています。
自殺に関しても、いつ自分の身に、経済苦や健康の悩み(自殺の主な原因)
が降ってくるかわかりません。
*食の安全はおびやかされていません!
近年、とりわけ2007年からは
「食の安全が脅かされている」
「食品への不安が高まっている」
といった言葉が毎日のように聞かれるようになりました。
しかし、この“常識”にしても、大きな誤解があります。
安全がおびやかされているということは、少なくとも以前より危険になったということでしょう。
しかし、日本では以前のほうがに大量の死者を出す食中毒事件が起こっていました。
また、輸入食品への検査基準値も過去数年間で、大幅に厳しいものとなりました。
5年前までは、現在の違反値の数十倍でも輸入されていましたし、検査自体やっていないものも多かったのです。
2007年、中国産うなぎから検出されて大問題になったマラカイトグリーンは、以前日本のサケマスの養殖に普通に使用されていたものです。
中国から食品は30年以上、輸入されてきて、
食べ続けているのに、一般的に日本人は高齢者にいたるまで健康です。
平成18年簡易生命表によると、
女性の平均寿命が85.81歳、男性が約79.00歳と毎年伸び続け、日本は
世界一の長寿国。
過去に発生した大規模な食中毒被害をみてみましょう。
その代表的例が
1955年「森永ヒ素ミルク中毒事件」
粉ミルク中に含まれていたヒ素により、1万3千人以上の乳児が神経障害、
臓器障害を受け、確認されているだけでも130人以上が死亡しました。
1968年「カネミ油症事件」
食用油にポリ塩化ビフェニエル(PCB)が混入したことによって、それを摂取した
人々に、皮膚病や手足のしびれなどの健康被害が起きました。
約1万4千人が被害を訴え、認定患者は2006年末で1900名あまり。
1950年代から60年代に起こったイタイイタイ病や水俣病は、それぞれ汚染された米や魚介類の摂取による大規模な被害でした。
1984年「ボツリヌス菌中毒事件」では、熊本県で製造された辛子レンコン
によって、36人が被害を受け、うち11名が死亡しました。
過去20年でいうと、このような事件は非常にまれで、唯一の大規模な事件が
2000年に起こった「雪印集団食中毒事件」です。
表2
以上のようにどこをどう見ても、「食の安全が脅かされている」のではなく、
「食の安全が高まっている」ということがいえます。
脅かされているのは「食の安全」ではなく、「日本人の心」なのだと思います。
おどかされると、すぐにビクつく、逆に良いと言われると、すぐに飛びつく。
そんな周りに流されやすい精神状態が健全であるはずがありません。